転職の面接でよく聞かれる質問10選|退職理由・志望動機の答え方と例文
転職の面接で聞かれることは、実はそれほど多くありません。業界や会社が違っても、聞かれる質問はだいたい同じです。
だからこそ、準備した人としていない人の差がはっきり出ます。この記事では、よく聞かれる10の質問について、面接官が何を確かめているのかと、答えの型・例文を整理します。
※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。この記事は2026年10月時点の一般的な情報です。質問の内容や重視される点は、会社や職種によって異なります。
面接対策を一人でやるのが不安なら、模擬面接や企業ごとの傾向を教えてくれる転職エージェントを使う方法もあります。
答える前に:すべての質問に共通する「型」
どの質問にも使える答え方の型があります。
- 結論を一言で言う
- 理由・具体例を1つ添える
- 入社後にどう活かすかでしめる
長さの目安は1つの質問につき1分以内。話しすぎるより、短く答えて深掘りしてもらうほうが、会話としてうまくいきます。
1. 自己紹介をお願いします
面接官が見ていること:話の要点をまとめる力、第一印象
職務経歴を全部話す必要はありません。名前 → 今の仕事の概要 → 強み → 今日の面接へのひとことで、1分程度にまとめます。
〇〇と申します。現在は△△株式会社で、法人向けの営業を4年担当しています。既存のお客さまとの関係を深めて、契約の継続率を上げることを得意としてきました。本日はよろしくお願いいたします。
NG:経歴を入社年から順番にすべて話す。3分以上かかる。
2. 転職を考えた理由は何ですか?
面接官が見ていること:同じ理由でまた辞めないか、他責にしていないか
本音が「人間関係」「残業が多い」でも、不満で終わらせず、次にやりたいことにつなげるのが基本です。
| 本音 | 言い換えの例 |
|---|---|
| 残業が多すぎる | 業務の効率化に取り組んできたが、会社の体制上限界があり、成果で評価される環境で働きたい |
| 評価されない | 成果が評価に反映される仕組みのある環境で、より大きな役割に挑戦したい |
| やりたい仕事ができない | 〇〇の経験を活かして、△△の分野に専門的に関わりたい |
ウソをつく必要はありません。事実を、前向きな順番に並べ替えるイメージです。退職理由の伝え方は、履歴書の退職理由の書き方と面接での答え方で詳しく書いています。
NG:前の会社や上司の悪口。「なんとなく」「特にない」。
3. 志望動機を教えてください
面接官が見ていること:なぜ「うちの会社」なのか、長く働いてくれそうか
「成長できそうだから」「御社の理念に共感して」だけだと、どこの会社にも言えてしまいます。その会社でなければいけない理由を1つ入れてください。
前職で〇〇の経験を積むなかで、△△に関わりたいと考えるようになりました。御社は□□に力を入れていて、私の〇〇の経験を直接活かせると考え、志望しました。
ポイント:転職理由と志望動機の内容がつながっていると説得力が出ます。「〇〇ができないから辞める」→「御社なら〇〇ができる」の流れです。
4. あなたの強みは何ですか?
面接官が見ていること:応募した仕事で活躍できるか
強みは応募先の仕事に関係するものを選びます。そして必ず具体的なエピソードを1つ添えてください。数字があると伝わりやすくなります。
相手の話を聞いて課題を整理するのが強みです。前職では、問い合わせ対応の内容を分類して、よくある質問をまとめた資料を作り、対応時間を短くすることができました。
5. あなたの弱みは何ですか?
面接官が見ていること:自分を客観的に見られるか、改善しようとしているか
「弱みはありません」は避けます。仕事に致命的ではない弱み+どう対策しているかをセットで話します。
一つの作業に集中しすぎて、ほかの作業の進み具合が見えなくなることがあります。今は1日の始めにやることを書き出して、時間を区切って進めるようにしています。
6. これまでの仕事で成果を出した経験は?
面接官が見ていること:再現性のある力があるか
状況 → 自分がやったこと → 結果の順で話すと、伝わりやすくなります。チームの成果を話すときは、その中で自分が何をしたかをはっきりさせてください。
7. 入社後にやりたいこと・キャリアプランは?
面接官が見ていること:会社の方向と本人の希望が合っているか
壮大な目標より、最初の1〜3年でどうなりたいかを具体的に話すほうが信頼されます。応募先の仕事内容をよく読んで、それに沿った内容にしてください。
8. 希望年収はいくらですか?
面接官が見ていること:会社の予算と合うか、自分の市場価値を理解しているか
今の年収と、希望の金額(または幅)を伝えます。根拠なく高すぎる金額を言うのも、遠慮して低く言いすぎるのも避けたいところです。
現在の年収は〇〇万円です。これまでの経験を踏まえて、〇〇万円程度を希望しますが、御社の規定に従います。
年収の交渉が苦手なら、転職エージェント経由で応募すると、担当者が代わりに交渉してくれます。
9. いつから入社できますか?
面接官が見ていること:入社時期の見通しが立つか
在職中なら、今の会社の退職の申し出のルール+引き継ぎ期間から逆算して答えます。引き継ぎまで考えると、内定から1〜2か月後になることが多いです(会社の規則や引き継ぎの量によって変わります)。
内定をいただいてから、引き継ぎを含めて1か月半ほどで入社できる見込みです。
退職を伝える時期は、退職は何ヶ月前に言うべき?を参考にしてください。
10. 最後に何か質問はありますか?(逆質問)
面接官が見ていること:入社意欲、会社をちゃんと調べているか
「特にありません」は、もったいない答えです。2〜3個用意しておきましょう。
聞くといい質問の例
- 入社後、最初の3か月はどんな仕事から任されることが多いですか?
- このポジションで活躍している方に共通する点はありますか?
- チームは何人くらいで、どんな役割の方がいますか?
避けたい質問
- 調べればわかること(事業内容、店舗数など)
- 最初から残業や休日の話だけを聞く(聞くこと自体は悪くないが、聞き方と順番に注意)
働き方の実態は、面接で聞きにくいことも多いです。口コミサイトで事前に確かめておくと、逆質問の材料にもなります。

面接前日までにやっておくこと
- 応募した求人票と、自分の職務経歴書を読み直す(書いた内容と話す内容をそろえる)
- 10の質問の答えを声に出して1回ずつ練習する
- Web面接なら、カメラ・マイク・通信を事前に確認する
- 在職中なら、面接の日程をまとめて入れる(在職中の転職活動の進め方)
よくある質問

面接の答えは丸暗記したほうがいいですか?
丸暗記は、言葉に詰まったときに崩れやすいのでおすすめしません。話す要点だけを箇条書きで覚えて、言い回しはその場に任せるほうが自然に話せます。
前の会社を短期間で辞めています。どう説明すればいい?
辞めた事実は変えられないので、何を学んで、次はどうしたいかを中心に話します。短く事実を伝え、今回の応募では長く働きたい理由を添えてください。
面接でネガティブな退職理由を正直に言ってもいい?
事実を話すのは問題ありません。ただし、感情的な言い方や、相手を責める言い方は避けて、次の職場で何を大切にしたいかにつなげてください。
一次面接と最終面接で、答える内容は変えるべき?
内容の軸は変えないでください。答えがぶれると信頼を損ないます。最終面接は役員が相手のことが多いので、入社後の目標や、会社の方向性との合い方をより具体的に話せるとよいです。
面接の結果はどのくらいで来ますか?
会社によりますが、数日〜1週間程度が多いです。1週間以上連絡がない場合は、問い合わせても失礼にはあたりません。
まとめ
- 転職の面接で聞かれる質問は、だいたい決まっている
- 答えは結論 → 理由・具体例 → 入社後どう活かすかの型で、1分以内
- 転職理由は不満で終わらせず、次にやりたいことにつなげる。悪口は言わない
- 志望動機にはその会社でなければいけない理由を1つ入れる
- 強みには具体的なエピソード、弱みには対策をセットで
- 逆質問は2〜3個用意する。「特にありません」はもったいない
面接は、準備の量がそのまま結果に出やすい場面です。企業ごとの質問の傾向を教えてもらえる相手がいると、準備の手間がぐっと減ります。

※本記事は2026年10月時点の一般的な情報です。質問の内容や評価の基準は、応募先によって異なります。

