離職票のもらい方完全ガイド|いつ届く?もらえない時の対処法
「離職票って何のために必要なの?」「退職してしばらく経つのに、まだ届かない」
離職票は、失業手当を受け取るために欠かせない書類です。ただ、退職後は自宅に郵送されてくることが多く、「そもそもいつ届くのか」「届かない場合どうすればいいのか」がわかりにくい書類でもあります。
この記事では、離職票とは何か・いつどうやって届くのか、そして退職後2週間以上経っても届かないときの具体的な対処法まで、まとめて解説します。
この記事は2026年7月時点の一般的な情報です。手続きの詳細は管轄のハローワークにご確認ください。
離職票とは?何のために必要な書類か

離職票(正式名称:雇用保険被保険者離職票)は、退職した事実と離職理由を証明する書類で、ハローワークで失業手当(基本手当)を申請する際に必ず必要になります。
離職票は2枚セットで構成されています。
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| 離職票-1 | 雇用保険の資格喪失通知。失業手当の振込先口座を記入する欄がある |
| 離職票-2 | 離職理由・直近の給与額などが記載された書類。失業手当の金額・給付制限の有無に直結する |
特に離職票-2に書かれた「離職理由」は、自己都合か会社都合かによって給付制限や給付日数が変わるため、内容をよく確認する必要があります。会社都合・自己都合の違いはこちらで詳しく解説しています。

離職票はいつ届く?基本的な流れ

離職票が手元に届くまでの一般的な流れは次の通りです。
- 退職:最終出社日・退職日を迎える
- 会社がハローワークへ離職証明書を提出:退職日の翌日から10日以内に手続きするのが原則
- ハローワークが離職票を発行:会社に交付される
- 会社から本人へ郵送:自宅に届く
このため、退職日から離職票が届くまでは、目安として10日〜2週間程度かかります。退職代行を使って退職した場合も、離職票は同様に会社から本人へ郵送される流れになるのが一般的です。

退職後2週間以上経っても届かない場合の対処法

「退職後2週間以上経過しても離職票が届かない」場合は、次の順番で対応します。
①まず会社に確認・催促する
郵送の遅れや事務手続きの遅延であることも多いため、まずは人事・総務に「離職票の発送状況」を確認します。連絡先が分からない、または連絡しづらい場合はメールで簡潔に確認するのも有効です。
②会社が対応しない・連絡が取れない場合はハローワークへ相談
会社に催促しても離職票が交付されない、または退職した会社と連絡が取れない場合は、管轄のハローワークに相談します。ハローワークから会社へ交付を督促してもらえることがあります。
③離職票がなくても「仮手続き」ができる
離職票がすぐに手に入らない場合でも、ハローワークで「失業保険の仮手続き」を行うことで、先に求職申込みを進められる制度があります。離職票は後から追完する形になるため、「離職票が届くまで何もできない」わけではありません。まずは窓口で事情を説明してみてください。
④会社が離職票を発行しない場合は労基署への相談も選択肢
会社が離職証明書の提出義務(退職後10日以内)を怠っている場合、これは法律上の義務違反にあたります。ハローワークでの督促でも改善しない場合は、労働基準監督署への相談も検討してください。

離職票をなくしてしまった場合

離職票を紛失した場合も、ハローワークで再発行の手続きができます。本人確認書類を持参し、離職票を発行したハローワーク(または最寄りのハローワーク)で「再交付申請書」を提出すれば対応してもらえます。焦って探し回るより先に、窓口に相談するのが確実です。
離職票が届いたらまずやること

離職票が届いたら、次の点をすぐに確認してください。
- [ ] 離職理由(離職票-2)が実態と合っているか確認する
- [ ] 給与額・勤続期間に誤りがないか確認する
- [ ] 内容に納得できない場合は、ハローワークで「異議あり」の申し立てができることを知っておく
- [ ] 離職票を含め、退職後の手続き全体の流れを確認する
離職票が届いた後にやるべき手続き全体は、こちらのチェックリストにまとめています。

失業手当の申請そのものの流れは、こちらで詳しく解説しています。

よくある質問

離職票がなくても失業手当の申請はできますか?
ハローワークでの「仮手続き」により、離職票が届く前でも求職申込みを進められる場合があります。まずは窓口に相談してください。
離職票の離職理由に納得できません。どうすればいいですか?
離職票の記載内容に異議がある場合、ハローワークで「異議あり」として申し立てることができます。実態と異なる離職理由が書かれている場合は、証拠となる資料(雇用契約書・退職時のやり取り等)を用意しておくとスムーズです。
会社が離職票を出してくれません。どこに相談すればいいですか?
まずは管轄のハローワークに相談してください。会社への督促や、離職票がなくても進められる仮手続きの案内を受けられます。改善しない場合は労働基準監督署への相談も選択肢です。
転職先が決まっている場合も離職票は必要ですか?
失業手当を申請しない場合は必須ではありませんが、念のため受け取っておくことをおすすめします。転職先の入社手続きで提出を求められることもあります。
離職票はいつまでに届けばいい、という期限はありますか?
法律上、会社は退職日の翌日から10日以内にハローワークへ離職証明書を提出する義務があります。ただし実際に本人の手元に届くまでは、郵送等の都合でさらに数日〜1週間程度かかることがあります。
まとめ
- 離職票は失業手当の申請に必須の書類。離職票-1(資格喪失通知)と離職票-2(離職理由・給与額)の2枚セット
- 退職日から10日〜2週間程度で自宅に届くのが一般的
- 2週間以上経っても届かない場合は、会社への確認→ハローワークへの相談→仮手続きの活用→労基署への相談の順で対応する
- 会社が離職証明書を提出しないのは法律上の義務違反にあたる
- 紛失した場合はハローワークで再発行可能
「届かないから何もできない」と諦める必要はありません。ハローワークに相談すれば、離職票が手元になくても手続きを前に進める方法があります。
※本記事は2026年7月時点の一般的な情報です。手続きの詳細・必要書類は個別の状況により異なる場合があります。正確な内容は管轄のハローワークでご確認ください。
