退職挨拶メールの例文集【社内・社外・返信まで】送るタイミングとコピペで使える文面
退職が決まったら最後に残る仕事が「挨拶メール」です。難しく考える必要はありませんが、社内と社外でタイミングも文面も違うこと、社外宛てには後任者の情報が必須なことなど、押さえるべき型があります。
この記事は、そのままコピペして名前を差し替えれば使える例文集です。社内一斉・個別・社外・当日・返信と、場面別に用意しました。
文例中の◯◯は、自分の状況に合わせて書き換えてください。
送るタイミングと基本ルール

| 宛先 | タイミング | 理由 |
|---|---|---|
| 社外(取引先) | 社内で退職・後任が正式に周知された後、最終出社日の2〜3週間前が目安 | 後任への引き継ぎ・挨拶訪問の調整期間が必要なため。送信先と時期は上司に確認 |
| 社内(一斉) | 最終出社日の当日(夕方前が定番) | 業務連絡ではないため、早すぎると業務に支障 |
| 社内(個別) | 最終出社日またはその数日前 | お世話になった人には一斉メールとは別に |
基本ルールは4つだけです。
- 件名で退職の挨拶と分かるように(「退職のご挨拶(営業部・山田)」)
- 退職理由は書かない:「一身上の都合により」で十分。転職先も原則書きません
- ネガティブなことは書かない:不満・批判は最後の印象を全部壊します
- 社外宛てには、会社の承認を得たうえで後任者(または当面の問い合わせ窓口)を案内する:これが挨拶メールの実務的な本体です。後任未定なら部署の代表連絡先でOK
なお、退職日をいつにするか・何ヶ月前に伝えるかはこちら:退職は何ヶ月前に言うべき?
社内向け:一斉送信の例文

件名:退職のご挨拶(◯◯部・◯◯)
お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
このたび一身上の都合により、◯月◯日付で退職することとなり、本日が最終出社日となりました。
本来であれば直接ご挨拶すべきところ、メールでのご挨拶となりますことをお許しください。
在職中は至らない点も多くあったかと思いますが、皆さまに支えていただき、◯年間勤めることができました。この会社で学んだことを、今後も大切にしていきたいと思います。
最後になりましたが、皆さまのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
◯◯部 ◯◯ ◯◯
(私用連絡先:xxx@example.com ※任意)
ポイント:宛先は会社のメール運用に従い、部署のメーリングリストや一斉配信の仕組みを使うのが基本です(個人アドレスを多数指定する場合はBCCを使い、事前に上司へ確認を)。私用連絡先は書いても書かなくても構いません。今後もつながりたい人だけに個別で伝える方法もあります。
社内向け:お世話になった人への個別例文

件名:退職のご挨拶(◯◯)
◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
一斉のご挨拶とは別に、直接お礼をお伝えしたくご連絡しました。
入社当時、右も左も分からなかった私に、◯◯さんが根気強く仕事を教えてくださったこと、今でも忘れません。◯◯のプロジェクトでご一緒できたことは、私の一番の財産です。
今後も変わらずご活躍されることを願っています。
◯年間、本当にありがとうございました。
◯◯
ポイント:具体的なエピソードを1つ入れるだけで、定型文が「あなたからの手紙」に変わります。長文は不要です。
社外向け:取引先への例文(後任情報つき)

件名:退職のご挨拶(株式会社◯◯・◯◯)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
いつも大変お世話になっております。株式会社◯◯の◯◯です。
私事で恐縮ですが、一身上の都合により◯月◯日をもちまして退職することとなりました。
◯◯様には長らくお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。
今後は、同部の◯◯(メール:xxx@example.com/電話:00-0000-0000)が担当いたします。
後日、後任の◯◯より改めてご挨拶申し上げます。
引き継ぎには万全を期しておりますので、変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
株式会社◯◯ ◯◯部
◯◯ ◯◯
ポイント:送信前に上司へ「どの取引先にいつ送るか」を確認してください。退職情報の開示タイミングは会社の意向がある場合があります。私用連絡先は社外メールには書かないのが原則です。
もらった側:返信の例文

社内の同僚へ:
件名:Re: 退職のご挨拶
◯◯さん
ご挨拶ありがとうございます。◯◯です。
一緒に働けて本当に楽しかったです。◯◯の案件では大変助けていただきました。
新しい環境でのご活躍を心から応援しています。お身体に気をつけて。
今まで本当にありがとうございました。
社外の担当者から挨拶が来たとき:
件名:Re: 退職のご挨拶
◯◯様
ご丁寧なご挨拶をいただき、ありがとうございます。
◯◯様には長きにわたりお世話になり、心より御礼申し上げます。
後任の◯◯様の件、承知いたしました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
◯◯様の今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
返信のポイント:退職理由や転職先を聞かないのがマナーです。相手が書いていないことは、触れないでください。
メール以外:LINE・チャットの場合と番外編

社内チャット(Slack等)の場合:文化がカジュアルな会社なら、チャットでの挨拶も一般的です。メールの例文を短くした2〜3行+絵文字程度で十分。ただし正式な挨拶をメールで求める会社もあるので、先輩の過去例に合わせるのが無難です。
パート・アルバイトの場合:グループLINEで簡潔に。「本日でお店を卒業します。皆さんにはたくさん助けていただきました。ありがとうございました!」程度で好印象です。
挨拶メールを送らない選択:短期間の在籍だった、部署に馴染みがなかった等の場合、無理に一斉メールを送る必要はありません。お世話になった数人に個別で伝えれば十分です。
挨拶よりも大事な退職日までの段取りはこちら:退職届の書き方/退職時の有給消化ガイド/退職したらやること
よくある質問

転職先を聞かれたら答えるべきですか?
義務はありません。「まだお伝えできる段階ではなくて」「落ち着いたらご連絡します」でかわして問題ありません。特に社外に対しては、競合関係の問題もあるため伏せるのが原則です。
退職理由はどこまで書く?
メールでは「一身上の都合により」の一言で完結させます。詳細を書くほどトラブルの種になります。口頭で聞かれた場合も同様です。
挨拶メールに返信が来たら、さらに返信すべき?
お礼の一言(「ありがとうございます。◯◯さんもお元気で!」程度)を返せば十分です。無限にラリーを続ける必要はありません。
最終出社日と退職日が違う場合、いつ送る?
社内向けは「最終出社日」に送ります。有給消化中は出社しないため、退職日当日にメールを送ることは通常できません(アカウントが停止されている場合もあります)。
大嫌いな上司にも送るべきですか?
一斉送信に含めれば十分です。個別に送る必要はありません。挨拶メールは「あなたの最後の印象」を作る道具なので、感情より実利で判断してください。
まとめ
- タイミングは社外=2〜3週間前、社内一斉=最終出社日当日、個別=当日か数日前
- 共通ルール:理由は「一身上の都合」・ネガティブ禁止・件名で用件明示
- 社外メールの本体は後任者(または問い合わせ窓口)の案内。送信先・時期・記載内容は必ず上司へ確認を
- 個別メールはエピソード1つで差がつく。返信では理由や転職先を聞かない
- チャット文化の会社はチャットでOK。送らない選択もあり
挨拶メールは、円満退職の最後のひと仕事です。例文をベースに、あなたの言葉を1行足して送り出してください。
※文例は一般的なビジネスマナーに基づくものです。社風・業界慣行に応じて調整してください。
