離職票をマイナポータルで受け取る方法|辞める前にやる設定と、届かないとき
失業保険の手続きに必要な離職票。これまでは会社から郵送されてくるのを待つしかなく、「なかなか届かない」と困る人も少なくありませんでした。
2025年1月20日から、離職票をマイナポータルで直接受け取れるようになっています。ただし、辞める前に自分で設定しておく必要があります。
この記事では、受け取るための条件と、辞める前にやっておく設定、届いたあとの使い方を整理します。
※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。この記事は2026年10月時点の情報です。最新の手順は、厚生労働省・ハローワーク・マイナポータルの案内で確認してください。
マイナポータルで受け取れる条件
次の3つすべてがそろうと、離職票がマイナポータルに直接届きます。
- マイナンバーが、雇用保険の被保険者番号に正しく登録されていること
- 辞める前までに、本人がマイナポータルで「雇用保険WEBサービス」との連携設定をしていること
- 会社が、雇用保険の離職手続きを電子申請で行うこと
3つのどれかが欠けると、マイナポータルには届かず、これまでどおり会社経由で紙の離職票が届きます。
離職票と一緒に、資格喪失確認通知書と雇用保険被保険者期間等証明票もマイナポータルに届きます。
辞める前にやっておくこと
STEP1:マイナンバーが登録されているか確認する(辞める2週間前くらいまでに)
マイナポータルの「わたしの情報」で、雇用保険の情報を確認します。
- 雇用保険の情報が表示されない:マイナンバーが登録されていない可能性があります。会社を通じて、ハローワークにマイナンバーの登録手続きをしてもらいます
- 前の会社の名前が表示される:マイナンバーが、前の会社のときの被保険者番号に登録されたままになっている可能性があります。番号をまとめる手続きが必要なので、会社に相談してください
マイナンバーの登録には時間がかかることがあるので、厚生労働省は会社が離職の手続きをする2週間くらい前までに済ませるよう案内しています。
STEP2:「雇用保険WEBサービス」と連携する(辞める前までに)
マイナンバーの登録が確認できたら、マイナポータルで「雇用保険WEBサービス」との連携設定をします。
- 一度設定すれば、自分で解除するまで有効です。転職後も設定は残ります
- 設定したかどうかは、ハローワークでは答えられないので、自分で管理してください
STEP3:会社に「電子申請でお願いします」と伝える
会社が紙で手続きをすると、マイナポータルには届きません。退職の手続きを相談するときに、「離職票をマイナポータルで受け取りたいので、電子申請でお願いできますか」と伝えておくと確実です。
離職票をマイナポータルで受け取れるよう設定しています。雇用保険の離職手続きを、電子申請でお願いできますでしょうか。
届いた離職票の使い方
- 離職票は、マイナポータルの「お知らせ」にPDFで届きます
- ハローワークでは、スマートフォンなどの画面に表示して見せれば、印刷しなくても大丈夫です(印刷して持っていくと、手続きがスムーズとされています)
- マイナポータルで受け取った離職票は、5年間は「お知らせ」から見たりダウンロードしたりできます
ハローワークでの失業保険の手続きの流れは、失業手当のもらい方完全ガイドにまとめています。
会社からメールで送られてきたPDFは別扱い
マイナポータル経由ではなく、会社から電子メールなどで受け取った離職票のPDFは、印刷してハローワークに持っていく必要があります。
届かないときは
まず、会社が手続きを済ませたかを確認する
会社の離職手続きの期限は、離職日の翌々日から10日以内です。ハローワークの審査が終わりしだい、マイナポータルに送られます。届かないときは、まず会社に問い合わせてください。
会社は「送った」と言っているのに届かない
マイナポータルの「お知らせ」の容量がいっぱいで、送信エラーになっている可能性があります。その場合は、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を持ってハローワークの窓口へ。窓口で交付してもらえます。
間違えて削除した・スマホが壊れて見られない
この場合も、本人確認書類を持ってハローワークに行けば、写しを渡してもらえます。
離職票そのものがなかなか届かないときの対処は、離職票が届かない!いつ届く?でも詳しく書いています。
よくある質問

もう辞めてしまいました。今から設定しても受け取れますか?
条件は「辞める前までに連携設定をしていること」なので、辞めたあとに設定しても、今回の離職票はマイナポータルには届かないと考えてください。その場合は、会社経由で紙の離職票が届きます。次に転職するときのために、設定しておく価値はあります。
会社が電子申請に対応していないと言われました
その場合は、これまでどおり会社から紙の離職票が届きます。マイナポータルで受け取れなくても、失業保険の手続きには影響しません。
マイナポータルで受け取ると、会社に離職理由は伝わりますか?
マイナポータルに直接届いた場合、会社には離職証明書の事業主控えだけが送られ、離職票は送られません。離職票に書かれている離職区分のコードは個人情報にあたるため、ハローワークから会社に伝えることはできない、とされています。
離職票の内容に間違いがあったら?
離職理由などが実際と違っていたら、ハローワークで異議を伝えられます。会社都合と自己都合の違いもあわせて確認してください。
失業保険をもらいながら、次の仕事も探したいです
ハローワークの求人と並行して、転職エージェントも使うと、選べる求人の幅が広がります。日程の調整や書類の添削も手伝ってもらえます。
まとめ
- 2025年1月20日から、離職票をマイナポータルで直接受け取れる
- 条件は、マイナンバーの登録・本人の連携設定(辞める前)・会社の電子申請の3つ
- マイナンバーの登録確認は、辞める2週間前くらいまでに「わたしの情報」で
- 届いたPDFは、スマホで見せれば印刷不要。5年間は見られる
- 届かないときは、まず会社に確認。送信エラーならハローワークの窓口で交付してもらえる
離職票が早く手元に届けば、失業保険の手続きも、次の仕事探しも早く始められます。


※本記事は2026年10月時点の情報です。マイナポータルの画面や手順は変わることがあります。

