パート・アルバイトの辞め方|何日前に言う?LINEでもいい?
パートやアルバイトを辞めたい。でも、店長に何て言えばいいのか、いつまでに伝えればいいのか、人手不足の職場だと言い出しにくい。
先に結論を書くと、パートやアルバイトでも、辞めるルールは基本的に正社員と同じです。「代わりを見つけてくれないと辞められない」ということもありません。
この記事では、伝える時期と相手、伝え方の例文、引き止められたときの対処までを整理します。
※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。この記事は2026年10月時点の一般的な情報です。契約の内容や職場の規則によって扱いは異なります。
何日前に言えばいい?
まず、自分の契約に期間の定めがあるかどうかを確認します。雇用契約書や労働条件通知書に書いてあります。
| 契約の種類 | 法律上のルール | 現実的な目安 |
|---|---|---|
| 期間の定めがない(「いつまで」と決まっていない) | 申し入れから2週間で辞められる(民法第627条) | 1か月前くらいまでに伝える |
| 期間の定めがある(「〇月〇日まで」と決まっている) | 期間の途中は、原則としてやむを得ない事由が必要(民法第628条) | 契約の終わりに合わせて辞めるのがスムーズ。途中なら相談して合意で |
シフト制なら「次のシフトが組まれる前」に
シフトは2週間〜1か月先まで決まっていることが多いです。次のシフトの希望を出す前に伝えると、職場もシフトを調整しやすく、話がスムーズに進みます。
職場の就業規則に「退職は1か月前までに申し出る」などの決まりがあれば、それも確認しておきましょう。
期間の定めがある契約を途中で辞めたいときの考え方は、派遣社員の辞め方の「契約の途中で辞めたい場合」と同じです。
誰に伝える?
店長や、シフトを管理している直属の責任者に伝えます。
- 先に同僚やバイト仲間に話すと、責任者の耳に「噂」として先に入ってしまう
- 本社やオーナーがいる職場でも、まずは現場の責任者へ
LINEで伝えてもいい?
法律上、退職の伝え方に決まりはありません。口頭でも、書面でも、メッセージでも、辞めるという意思が伝われば有効です。
ただ、円満に辞めたいなら、最初は対面か電話で伝えるのが無難です。
| 伝え方 | 向いている場面 |
|---|---|
| 対面 | いちばん丁寧。シフトの前後に「少しお時間いいですか」と声をかける |
| 電話 | 店長となかなか会えないとき |
| LINE・メッセージ | 普段から連絡がLINEの職場。「直接お話ししたい」と時間をもらうために使うのもあり |
LINEで伝えるときの例
お疲れさまです、〇〇です。
突然のご連絡ですみません。一身上の都合により、〇月〇日で退職させていただきたいと考えています。
直接お話しさせていただきたいので、お時間をいただけるタイミングを教えていただけますか。
対面で伝えるときの例
店長、少しお時間よろしいですか。
急なお話で申し訳ないのですが、〇月〇日で辞めさせていただきたいと考えています。
シフトの調整もあると思うので、早めにお伝えしました。最後まで、できるだけ迷惑をかけないようにします。
ポイント
- 「辞めようか迷っていて…」ではなく、「辞めます」と決まったこととして伝える
- 最終出勤日の希望をはっきり伝える
- 理由は「一身上の都合」「学業に専念したい」「家庭の事情」など、短くてよい
「人手不足だから辞めさせない」と言われたら
よくあるのが、この引き止めです。
- 「代わりを見つけてから辞めて」:代わりの人を探すのは、雇っている側の仕事です。あなたに見つける義務はありません
- 「急に辞めるなら給料は払わない」:働いた分の給料を払わないのは、法律違反です(労働基準法第24条)
- 「辞めるなら罰金」:退職したことへの違約金や、損害賠償の額をあらかじめ決めておくことは、法律で禁止されています(労働基準法第16条)
それでも話が進まないときは、退職日を書いたメッセージや書面を残して、意思をはっきり伝えておきます。退職届の書き方は退職届の書き方(パート・アルバイト向けの書き方もあります)を参考にしてください。
引き止めがしつこい場合の断り方は、退職の引き止めがしつこい時の断り方にまとめています。
どうしても自分で言い出せない、話を聞いてもらえないときは、退職代行に頼む方法もあります。

辞める前に確認したいこと
① 有給休暇が残っていないか
パートやアルバイトでも、一定の条件を満たせば有給休暇があります(働く日数に応じた日数)。残っていれば、辞める前に使うこともできます。
② 最後の給料の受け取り方
最後の給料が、いつ・どう支払われるかを確認しておきます。振込口座を解約する予定がある人は、特に注意してください。
③ 返すもの・もらうもの
| 返すもの | もらうもの |
|---|---|
| 制服・名札・ロッカーの鍵・社員証など | 源泉徴収票(次の職場の年末調整や、確定申告で使う) |
| 雇用保険に入っていた人は雇用保険被保険者証、必要なら離職票 |
週20時間以上働いていた人は、雇用保険に入っている可能性があります。条件を満たせば失業保険を受け取れることもあるので、雇用保険の加入条件も確認しておきましょう。
よくある質問

1か月前に言わないといけませんか?
期間の定めがない契約なら、法律上は2週間前で辞められます。ただ、シフトの都合もあるので、できれば1か月前に伝えるのが円満です。
明日から行きたくないです。今日辞めることはできますか?
原則としては、期間の定めがない契約でも申し入れから2週間は在籍することになります。ただ、職場と話し合って合意できれば、すぐに辞めることもできます。体調不良など事情があるなら、正直に伝えて相談してください。
バックレても大丈夫ですか?
おすすめしません。働いた分の給料は受け取れますが、源泉徴収票などの書類や、返却物のやり取りがこじれます。仕事をバックレるとどうなる?もあわせて読んでみてください。
掛け持ちのバイトの一つだけ辞めたいです
辞め方は同じです。辞める職場の責任者に伝えてください。掛け持ちの状況を詳しく話す必要はありません。
バイトを辞めて、正社員を目指したいです
アルバイトの経験も、立派な職歴として伝えられます(バイトから正社員になれる時代)。フリーターや既卒の人を対象にした就職支援なら、正社員経験がなくても応募書類や面接の準備から手伝ってもらえます。

まとめ
- パート・アルバイトでも、辞めるルールは基本的に正社員と同じ
- 期間の定めがなければ2週間、円満なら1か月前。シフトが組まれる前に伝える
- 伝える相手は店長・直属の責任者。最初は対面か電話が無難
- 「代わりを探して」「罰金」「給料を払わない」は、従う必要がない
- 辞める前に、有給・最後の給料・返却物・源泉徴収票を確認する
次の仕事を探すなら、早めに動き出しておくと気持ちも楽になります。
※本記事は2026年10月時点の一般的な情報です。契約の内容や職場の規則によって扱いは異なります。

